【映画レビュー】西部戦線異常なし
西部戦線異状なし、報告すべき件なし
評価★★★☆☆
今回見たのは、「西部戦線異常なし」。
1930年のアメリカ映画。
ドイツ軍から見た戦争の現実を描きます。
まず1930年にこの内容の映画を作ることがすごい。反戦を描いた人々に感服です。
上層部と現場ではまったく事情が違うということもよく見て取れます。
主人公たちは国のために戦地に行く、しかしそこで見るのは悲惨な現実。
故郷に帰っても臆病者扱い。
国のために死ぬのが美徳。
主人公は西部戦線にて今日も戦場に立つ。
狙撃手の銃弾に撃たれ、最後の時が来たとしても、報告書にはこう書かれる。
「西部戦線異常なし」
メッセージ性がとても強い映画ですが、かなり古いので面白い映画かと言われるとそうではありませんね。