KENTぶろぐ。

大学生のブログ。旅とか映画とか、気ままにゆるり、そこはかとなくやっていきます。

【映画レビュー】ムーンライト

誰にでもある孤独とトラウマ、そして闇

評価★★★★☆

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今回見たのは、「ムーンライト」。

2016年のアメリカ映画。

アカデミー賞作品賞を取ったことでも有名ですね。

 

とても叙情的な映画でした。

全体を通してのカメラワーク、音楽がとてもゆったりとしていて気持ちいい。

浜辺でのシーンはこちらまで海風を感じるくらいに入り浸っていました。

 

あまりセリフはない映画だと思います。

だからこそ表情や仕草から読み取れる叫びや思いなどを感じることができる映画でした。

いじめや家庭問題、セクシャリティやドラッグなどのあらゆる問題に直面してる、または傷が残っている人々の苦痛がひしひしと伝わってきます。

 

一方、主人公が黒人、ストリートという生活環境は日本人にとって全く馴染みのないものなので、なかなか理解し難かったり感情移入はし辛い面も。

特にホモセクシャル描写については抵抗のある人は多いんじゃないかと思います。

 

これが事実じゃないにしろ、人の痛みを理解するという必要性について考えさせられる映画でした。

ただ、「月明かりの下で黒人は青く見える。」ってどういう意味なんだろう…

 

個人的にローライダーが出てたのでちょっと興奮。

あんまりローライダーが出て来る映画って見ません。

ドンクのマイアミスタイルは超イカしてましたね。