【映画レビュー】レディ・プレイヤー1
オタクによるオタクのためのオタク映画
評価★★★★☆
今回見たのは、「レディ・プレイヤー1」。
2018年のアメリカ映画。
巨匠スピルバーグ監督の最新作です。
ゲームウォーズという小説の映画化らしい。
公開前から予告がいろいろ話題になっていて、僕もついに見れました。
舞台はVRが当たり前になった近未来の地球。
映画のほとんどはそのVRの中で繰り広げられます。CGがメインなのでそういうのが苦手な人は注意。
物語の流れとしてはそこまで変わったものではありませんが、今作の主人公の目的はVR世界オアシスに隠されたイースターエッグ(ゲームでいう隠し要素)を探すというゲームの世界前提のものです。
なので映画が好き!というよりまずゲームの知識がないと結構ついて行きづらい。
メインのピックアップ作品が結構マニアックなので元ネタわけわからんって人にはナンジャコリャって感じ。
実際ラストのアドベンチャーとかいうゲームは全く知りませんでした。
とはいえ劇中に出てくる他作品の映画やゲームのネタは膨大な量で、度々「この作品見たことある!」と言いたくなるような内容。
覚えてるだけでも、マインクラフト、ストリートファイター、バットマン、HALO、ガンダム、シャイニング、エルム街の悪夢、アイアンジャイアント、スポーン、チャッキー、オーバーウォッチ、BTTF、AKIRA、ゴジラ、キングコング、ハローキティなどなど…
あげればキリがありません。
元ネタ全部回収するのは一回見ただけじゃ難しいでしょう。
でもそれほどこの映画はいろんなネタがちりばめており、映画・ゲームファンには嬉しい作品。
このお祭り映画を観れるだけで価値があると思います。
てかこれオンラインゲームをやってないと仕組みが分かりづらいですね。
現実世界で合わない?だったりとか課金アイテムが現実世界に配達されるだとかパスワードを紙に書いて近くに貼っておくあるあるだとか。
そもそもイースターエッグとかFPSとかゲーム用語ですから(イースターエッグはコンピュータ用語?)、純粋な映画好きはピンとこない人がいるんじゃないかなと思いました。
まあ僕はすっげー楽しめました。
特にシャイニングの世界に入る時。てかあれは映画好きなら絶対ワクワクするはず。
僕はホラー映画嫌いなので見ませんが、唯一キューブリック作品のシャイニングは見てたので、元ネタわかってよかったです。
劇中では「シャイニングってホラーだよね?」とか「僕は目の隙間から見てた。」とか言ってますが、そんなに怖くないので見てない人は是非どうぞ。
ワッ!と驚かすジャンプスケアのような映画ではなく、人間の精神的な怖さが売りの映画なので。(とかいって怖かったらすみません。)
あとはガンダム。あれは燃えますね。
しかも変身する人が日本人(トシロウ)という。森崎ウィンはミャンマーの方らしいですが、日本人役であってるのかな?
「俺はガンダムで行く!」
片言じゃない日本語久しく外国映画で聞いた気がする。
なんか見た顔だなーと思ったらアバターのダイトウの顔は三船敏郎ですね。
またサイモンペグを出演させるところもにくいですね。
多国籍の人が出てくるところもVR世界という舞台が相まってよかったです。
バーチャルとリアルの関係性というかなんというか。
ラストは現実に回帰するっていうか。
ボキャが足りないのでフィーリングでお願いします。(すっとぼけ
元ネタ多く知ってる方が楽しめると思うんですが、予習するものが多すぎるので一回見てみることをお勧めします。
ていうか後ろのジジイが「俺は元ネタ知ってますよ」感出してて本当にウザかった。
そういうシーンになるとすぐ笑って「あーこれね〜」みたいな。
本当ああいう自己満足バカどうにかしてください。