【映画レビュー】パシフィック・リム アップライジング
真面目に不真面目、フラグビンビンKAIJU映画
評価★★★★☆
今回見たのは、「パシフィック・リム アップライジング」。
2018年のアメリカ映画。
前作「パシフィック・リム」の続編。
前作は日本の怪獣をモチーフにハリウッドで映画が作られ、世界観やイェーガーの個性などすごく楽しめました。
今作は監督が変わり、予告編の時点では動きが軽く見えて重厚感ないなーと思って期待はしてませんでしたが、個人的には前作より面白かった。
というのも、なんか日本作品のお決まりというかテンプレートの展開が2時間ずっと続くので、あまりに次の展開が読めるので笑えました。
なんか真面目にやってるんだろうけど、不真面目に見えた。
それがとても好きです。
隅々に日本作品のオマージュがあり、最終決戦の地は東京。ここも熱い。
しかも怪獣の目的地は富士山。
近未来ということもあり、東京の世界観はトンデモ日本化してますが、ここはリアルを求めるよりこっちの方があってるかと思います。
富士山の麓にビル群が広がっているのは違和感ありありですが。
バンダイ?かなんかのビルの前にはユニコーンガンダムも出て来ます。アピールがすごい。
富士山を背景に東京で繰り広げられるイェーガーと怪獣の戦闘は、さながらエヴァの第3新東京市のようでした。富士山関係ねぇけど。
怪獣が合体して強くなったり、仲間の機体が無謀に突っ込み「おい、待て!」という忠告を聞かず撃破されたり、終いには大気圏から落下して怪獣に体当たりしたりと何処かで見たような光景が多々。
これ本当にパシフィック・リムか。
いやこれがパシフィック・リムか。
バーンゴーマンのどアップの顔芸にも注目です。
そしてジョンボイエガは演技がうまいですね。
声がいいのはもちろん、叫ぶ姿がよく似合う。
最終決戦に向かう時のパイロットへの鼓舞や「プラズマキャノン!」と武器の名前を叫ぶ姿がカッコいいです。
ところどころで笑わせてくるのでそういうところも真面目になりすぎず良かったです。
それと真剣佑!カッコいいです。
前作でお馴染みのBGMも使われててファンには嬉しい。少しMIX?がかかって変わっていた気がします。
菊地凛子は…予告編で全く出なかったので嫌な予感はしてましたが、ヘリに乗っている時点で「あっ…」と思い、これはもしやと見てたらあっさりヘリが墜落しました。
映画を通してフラグしか立っておらず、お決まりの展開が続きます。なんであんなにドリフトが出来なかったナマーニがいきなりの実戦でドリフトできるの?とか突っ込んではいけません。
もうやることわかってんだけど逆に面白い、そんな映画。
前作より少しカジュアルな作りです。
僕は好きですが、少し評価が分かれそうですね。前作が好きという方ほど分かれそう。
プランB?
あ?ねぇよそんなもん。