【映画レビュー】ロレンツォのオイル
絶望と戦う夫婦
評価★★★☆☆
今回見たのは、「ロレンツォのオイル」。
1992年のアメリカ映画。
副腎白質ジストロフィー(ALD)という難病にかかった息子を救うために両親が奮闘する映画です。
ロレンツォのオイルとはALDを改善させるためにロレンツォの両親が見出した処方薬。
見るのが辛い…ただひたすらに心が痛い…
子供が難病にかかり、日に日に悪化する症状。
やがて植物状態になる子供を見ているだけでも目を背けたくなるのに、そのストレスと疲労で周りに当たったり、心無いことを言ってしまう夫婦。
もう見ていられません。
ハッピーエンドのように見えますが、ロレンツォのオイルは結果としてALDの特効薬とはならなかったようで、現在でも研究が進められているようです。
エンディングが良いだけに、この夫婦はこの後詐欺師呼ばわりもされたとか。
とても親の愛情が伝わる美しい映画ではありますが、見るのが辛い。
もう二度とこの映画は見ないと思います。