【映画レビュー】カッコーの巣の上で
人というものの再確認
評価★★★★☆
今回見たのは、「カッコーの巣の上で」。
1975年のアメリカ映画。
有名な反戦映画です。アメリカンニューシネマの代表作でもあります。
アメリカンニューシネマの典型ですが、すぐそばにいた人をあっけなく失うような描写は、個人の無力さを表すとともに、不条理な社会への批判を意味します。
それがとてもわかりやすく描かれている。
今の日本人の感覚で言えば、アメリカンニューシネマの誕生というのは少し理解しがたいところがある。
もちろん僕もその時代を生きたわけではないが、アメリカンニューシネマはその時代の人々の苦痛や叫びが伝わってくる気がする。
自由を求めて、見たくないものを表現しようとした姿勢を忘れてはいけないと再認識させられる映画でした。
大体アメリカンニューシネマを見ると、後に残るのは虚無感です…